うれしかなしみ。

夕方から研究室を脱走し、具志頭に行きました。
到着するとチェイサー岩にいっぱい人がいたので、こそこそとゴーヤ岩でアップ。
チェイサー岩に行ってみると内地からのクライマーが二人とタケイさん、スエヨシさん、キジマさん、タケナカさんがいらっしゃいました。
マットがいっぱいで御岳みたいでした。
時間も無いので、ずっと投げ出していた「たもチフス」を早速トライ。
具志頭についた時点で何だか興奮気味だったので、勢いそのままに気合をいれてアタックしました。
不思議なことに以前はまったくできなかった「ブタチフス」へのリンク部分を足ブラリン子になりながらも耐え、ポケットを取り損ねたのを力任せに持ち直し、何とかリップを掴むことができました。
マントルを返す時に「たもつさ〜ん!」と叫びたい衝動に駆られましたが、公衆の面前なので遠慮しときました。
登れた事はうれしかったのですが、悲しい事に焚き火で原人フェイスが真っ黒になっていました。
自分達もチョークで岩を汚しているし、具志頭がクライマーだけのものではないとは分かっていますが何だか悲しくなりました。
せめてできる限りチョーク跡くらいは落とす事を忘れないようにしようと改めて思いました。
それが、小さいではありますがローカルとしてできる一つの行動ですし、岩場への礼儀なのだと考えています。
自分もリードの時はブラッシングを忘れがちなので、反省が必要です。
ライミングを楽しむためにはマナーが大切。
そんなことを考えながら、研究室へ収監されに戻りました。